
早春の候、皆様方におかれましてはますますご健勝のことと存じます。
2月は甲府盆地で最高気温が24℃を記録するなど、季節外れの暖かさに、春の訪れを例年よりも早く感じております。4月生まれの私としては、少しでも早く、長く小春日和が続くことを毎年のささやかな楽しみにしておりましたので、心が浮つくような気持ちで過ごすことができました。
さて、小春日和に心は浮ついても、青年会議所の活動は浮ついてはいられません。2月は「No Limit!!甲府会議」と題した例会を行い、近年(過去10年程度)の優秀な成果を納められた事業を遂行した委員長(当時)をお招きし、対談形式で、事業構築のポイントや青年会議所活動のヒントになるようなお話を伺いました。パネリストからのお話の中で、どのような目的で事業構築していたのかや、目的遂行するための思考やアプローチ方法が多種多様であったことについて、興味深いと感じました。
青年会議所活動に邁進していると、よく、「目的は何だ?」と問いかけられる場面に遭遇します。その問いは、禅問答のように、特に計画書を作成する委員長を大いに苦しめます。何回も問いかけられるうちに「自分は何のためにやろうとしているのだろう」と、ふと自身を見つめ直す瞬間が必ずと言っていいほど訪れるのです。そんな苦しい時間と対峙したときに”楽な方向”への道筋が光り輝いて見え、本来の目的達成に向かう道筋とは違う選択をしてしまうのではないでしょうか。楽な道を選ぶことを決して否定はしません。ただ、青年会議所という組織に所属し「明るい豊かな社会」の実現を目指す我々青年は、地域社会にいる誰よりも夢や理想の実現を本気で願い、行動していかなければならないと私は考えています。青年こそ夢を語りましょう。夢へと向かう努力を惜しまずに行動し続けましょう。
また、今月には、会員拡大委員会による第1回目の異業種交流会が行われ、シミュレーションゴルフをしながら楽しく飲食し異業種の方と交流を深めることができました。今回の機会が少しでも青年会議所のことを知るきっかけとなり、今後活動をともにする同志との出会いの場になれば幸いです。今年度は毎月、異業種交流会を行ってまいりますので、ご興味ある方がいらっしゃれば当青年会議所までご一報いただければと思います。
結びとなりますが、人生において今が自身の能力における最高到達地点ではありません。貪欲に成長する自分を想像し夢を描いていきましょう。どうすれば山の都がもっと成長できるのか。もっと良い街として発展することができるのか。私は日々本気で取り組んで参ります。ともにユーモア溢れるまちづくりを目指しましょう。
今月の甲府青年会議所の活動にご期待ください。「You More〜No Limit〜」