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中央市長との対談を行いました。

2023年11月29日、中央市長 望月智様と東原理事長の対談が行われました。

 

リニア中央新幹線の開業に向けて積極的にまちづくりに取り組む中央市が、山梨県や周辺自治体とどのように連携して地域活性化を図っていくのか、望月市長から貴重なお話をお伺いすることができました。若い世代の移住定住に加えて、企業立地・産業振興の実現を図る望月市長のビジョン・政策に共感するとともに、甲府青年会議所と中央市の連携協力体制の構築に向けた素晴らしい機会となりました。

 

以下、対談の内容です。

 

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望月市長:持続可能な社会を目指して、中央市内の企業と一緒にSDGs持続可能な開発目標)に関係する取り組みを進めています。

 

東原理事長:関係する企業には甲府JC卒業生の方々もいらっしゃいます。素晴らしい取り組みだと感じています。

また、甲府JCには中央市の会員も多く、歴代理事長にもいらっしゃいます。

 

望月市長:東原理事長は73代というと、歴史と伝統を感じますね。

 

東原理事長:四半世紀続いていると考えると、理事長として身の引き締まる思いです。

一方で、会員数は最盛期から4分の1ほどに減ってしまい、組織としての課題になっています。

全国を見渡すと、奈良県の青年会議所では、市役所の職員が理事長を務めています。

役職や立場に関係なく活躍できるのが青年会議所のメリットだと思います。

もし中央市の職員の方々で興味関心がある方がいれば、一緒に活動してほしいです。

 

望月市長:職員の中にともに活動して良いという対象者がいれば、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。

 

東原理事長:ありがとうございます。

中央市の発展に向けて、より連携協力を深めていきたいです。

市で企画する事業やイベントがあれば、積極的に参画したいと思います。

昨年開業した「山梨中央ロジパーク」は、中央高速道路や新山梨環状道路に面しており、県内最大の流通拠点として大きな注目を集めていますね。

 

望月市長:運送業・倉庫業の拠点として機能しています。中央市の経済活性化の起爆剤になっていると思います。

 

東原理事長:リニア開通があるため、中央市は山梨県における5~10年後のメインとなる可能性を秘めていると感じています。

 

望月市長:ありがとうございます。そこに向けて準備していきたいと思います。

 

東原理事長:中央市といえば、やはり、リニアを活かしたまちづくりだと思います。

甲府JCとして、また山梨ブロックとしてもまちづくりに関係する提言を行っているので、ぜひまちづくりに協力していきたいです。

 

望月市長:リニアを活かしたまちづくりは、中央市が単独で進めるべきではありません。山梨県全体にリニア効果を波及させるためにも県と周辺自治体とともに県土づくりに取り組んでいく考えです。

 

東原理事長:山梨県や周辺自治体との協力体制はどのようになっているのでしょうか。

 

望月市長:中央市は企業立地の促進に向けた担当部署を設けています。

また、恵まれた立地条件を活かして、戦略的・先導的にまちづくりを進めるため、まちづくりに関する構想及び計画「中央市まちづくりアクションプラン」を策定中です。

来年3月をめどに公表することになりますが、もちろん山梨県や甲府市との連携は必須です。

山梨大学医学部附属病院、山梨中央ロジパークなどを活かしながら、重点的に開発する地域を決めて取り組みを進めていきます。

 

東原理事長:非常に楽しみですね。

 

望月市長:市民の皆さん、特に地権者の皆さんにまちづくり方針を示して、理解を得ながら施策に反映していきたいと思います。

 

東原理事長:人口減少対策については、どのようにお考えでしょうか。

 

望月市長:他の自治体と同じように人口の増加を目指していかなければなりません。

県外からの移住者も多く受け入れていますが、中央市の自然を活かした移住定住施策を充実させていく考えです。

そうした上で、中央市の魅力は端的にいえば「コンパクトシティ」。

山梨大学医学部附属病院があり、ショッピングモールなどの大型施設もあって、住環境も整っている。そこをPRしています。

 

東原理事長:とてもイメージが湧きやすいです。

そして、美味しい飲食店や料理屋があるのも中央市ですね。

 

望月市長:ありがとうございます。

中央市のご当地B級グルメといえば、「青春のトマト焼きそば」です。

提供している店舗が市内に複数あるのですが、他の自治体の首長もよく訪れてくれているみたいです。

 

東原理事長:本当においしいお店がたくさんありますね。

車にしても鉄道にしてもアクセスが良好な中央市は、子育て世代からも人気です。

 

望月市長:子育てするなら中央市、といわれるように取り組んでいます。

安心して子育てができるように保育士の確保に努めるとともに、官民協力して子育て世代の皆さんの要望に応えていきます。

 

東原理事長:対談を通じて望月市長の人柄に触れることができ、中央市がさらに好きになりました。

甲府JCとして地域活性化、まちづくりに積極的に協力していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

 

望月市長:よろしくお願いします。