
大暑の候 いつも(一社)甲府青年会議所の活動を温かく見守っていただいている皆様方におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。夏本番の暑さを迎え、日に日に黒くなっていく腕に夏の暑さを体感しているところであります。
さて、7月は、当会議所活動はもちろん、渉外活動が多くあった月でもありました。栃木県では関東地区大会が行われ、関東中から多くの会員が集まりました。地域のお祭りとタイアップして露店も大変賑わっている姿を見て、やはり青年会議所は1年ごとで組織も変わるし事業も単発で終えることが多いですが、「地域に利益を落としていく活動」を毎年継続して行っていくべきであると感じました。地域のためにという言葉が軽々しく聞こえないためには、“実”を落としていかなければ信頼と信用は生まれてこないのではないでしょうか。今月もまた良い教訓を教えていただいた気がします。
7月半ばには、横浜にて毎年行われているサマーコンファレンス(以下:サマコン)が開催されました。(公社)日本青年会議所運動最大の発信の場としてJC会員にはお馴染みの渉外活動となっていますが、どれだけの会員が新たな情報をインプットして帰路に着くことができたのでしょうか。実はインプットにもコツがあるのです。セミナーに出れば勝手にインプットされる利口な頭を持っていればよいのですが、私の頭だとそう上手くはいきません。サマコン中にある会員から「会員拡大を成功するためには、理事長が候補者一人一人に頭を下げることが必要であるとセミナーで教わってきました。」と私に報告がありました。なるほど、たしかにと思う反面、「そのセミナーは一体何人くらいの規模の組織を想定したセミナー」だったんだろうと気になりました。もちろん理事長自らが旗振りとなって会員拡大をするのは必須です。ただし、そこだけを念頭にして活動する委員会にどれほどの活動意義や価値が生まれるでしょうか。青年会議所は会社における組織運営のデモンストレーションを直に体感し学ぶ場です。10名なら10名なりの組織運営、100名なら100名なりの組織運営論があるのです。おそらく前述した拡大手法を実行するには恐らく50名以下で事業数が限られた組織で可能となる活動だと私は考えています。組織のトップとしては、事業にかかわるものの士気を上げる視点をもたなければいけないのです。「先頭を切る」という言葉を自分たちに解釈しやすいものとして捉えるのではなく、俯瞰的に全体を見る目が必要なのです。無論、今の甲府青年会議所にとって会員減少の課題解決は急務であり、私もなんとか委員会が情熱をもって前向きに活動していけるように「先頭を切って」指揮をしていかなければなりません。
結びとなりますが、2024年度の活動も折り返し地点を過ぎ、2025年度の情報もちらほらと耳に入り始めています。「もう一度強い甲府青年会所を取り戻す」と宣言した新年会から半年余り、2025年度の活動が円滑になるよう、そして100名を超える会員数で、次世代にバトンを渡していかなければなりません。8月9日(金)は異業種納涼会(当会HP参照ください。)も開催されます。一人でも多くの地域の未来を考える同志と出会いたいと考えています。甲府青年会議所の活動が広く効果的に、そしてユーモアに伝えられるのは多くの会員があってこそです。是非ご協力いただければ幸いです。今月の甲府青年会議所の活動にご期待ください。