理事長所感

理事長所感(2月)

向春の候

日頃より(一社)甲府青年会議所の活動を心温かく見守り、ご支援いただいている皆様におかれましてはますますご隆盛の段、大慶に存じます。日頃はなにかとご愛顧を賜り誠にありがとうございます。

早いもので2024年度がスタートして1か月があっという間に過ぎました。1月例会(新年会)では多くの関係各所・諸団体の代表の皆様にご参集賜り、盛大に会を催すことができました。改めて感謝御礼申し上げます。コロナが明けてから初めての開催ということもあり、コロナ前と遜色ないくらいの人数が集まったのではないかと思います。壇上で皆様に挨拶を述べる際、こんなにも多くの視線が自身に注がれているのかと考えると身震いしたのを昨日のことのように思い出します。また、その他にも山梨ブロック協議会による賀詞交歓会や、全国の青年会議所会員が一堂に会す京都会議も開催され何かと慌ただしく過ごしておりました。コロナ禍では会員が“集まる”ということに不安感や開催の是非が毎回問われていたので、集まって何かができるという普通のことがまた改めてできることを純粋に嬉しく思っております。

さて、2月に入り早々に大雪が降りしきりました。石川県能登地方の被災された方々は未だ不安で苦しい生活を強いられていると思います。今回の雪は避難生活をさらに苦しめるような天災であったのではないでしょうか。我々青年会議所として被災地への物資支援は継続的に行っていかなければなりません。困っているときに見返りを求めず手を差し伸べることができる素晴らしい団体であると私はこの組織に所属し誇りに感じています。

「困ったときはお互い様」

日本にはこのような言葉が良く使われます。日本人らしい利他の心をそのまま投影したような言葉でありますが、今回ほど強く感じたことはありません。青年らしく行動力をもって被災地への継続支援を今後も行ってまいります。

結びとなりますが、2月は会内向けの例会を企画しております。最近ではアカデミー会員(入会3年目までの会員)の比率が増え、事業計画を練る段階において手が進まず苦労するといったような事例が散見されます。一昔であれば経験豊富な会員による実体験を基にした計画書指導などで己の経験値を高めることができたのですが、現在は経験のある会員がそもそも少なくなってしまっているのが現状です。そこで2月例会では「No Limit !!~甲府会議~」と題し、過去の事業から学び、今後の事業計画に活かす例会を行ってまいります。現在の甲府青年会議所が抱える問題や課題点を洗い出し、組織目標達成に向けての意識統一を図ります。

「明るい豊かな社会の実現」を本気で臨み、日中夜地域のために流してきた汗の一滴。「仲間のためよ」と本気でぶつかり合い笑いあって涙してきた一滴。その一滴一滴が水脈となり73年目を迎えた現在まで流れ着いています。我々現役会員はこの時代という流れを止めることなく、さらに大きな流れとしていくことを決意します。2月例会で学んだ内容によって会員に新たな発想と軽やかな視点、そしてユーモアを。今月も全力で青年会議所活動に邁進してまいります。ご期待ください。